February 22, 2008

韓国次期大統領と小沢代表が会談 外国人参政権議題に

 韓国の李明博(イ・ミョンバク)次期大統領は二十一日、訪韓中の小沢一郎民主党代表と会談し、「在日本大韓民国民団の要望」として在日韓国人の地方参政権を認めるよう求めた。小沢代表は「できるだけ実現できるよう努力する」と答えた。

 この会談は、二十五日の李氏の就任式の際に行われる福田康夫首相との会談に先駆けて行われ、予定を十五分超え、四十五分間続いた。

 小沢氏は「日本から先に参政権を認めるべきだと主張してきたが、韓国が先になった。日本がもたもたしているのは非常に遺憾」と主張。李氏は「在日の人々が地方参政権を持てば、その地域に対する関心が増して日本社会のためになる」と期待を伝えた。

 北朝鮮の核問題については、李氏が「時間はかかるかもしれないが、両国の努力で解決のめどが立つ」と述べ、小沢氏は「中国の存在が大きい。まず日韓が連携して北の問題について中国に発言し、解決に向けて努力しよう」と呼び掛けた。

 小沢氏は会談後、記者団から党内に永住外国人への地方参政権付与に慎重意見があることを問われると「いろいろな意見を戦わせ、まとめた結論をみんなで守ればいい。自民党ほど深刻ではない」と答え、賛同は得られるとの見通しを示した。

(提供:東京新聞)

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