February 19, 2008

ブット氏暗殺事件、タリバーン司令官の画策を裏付ける供述と

 当地で昨年12月に起きたブット・パキスタン元首相の暗殺事件で、当局に逮捕された容疑者4人が、イスラム原理主義勢力タリバーンのパキスタン指導者、バイトゥラ・メフスード容疑者が暗殺を画策したと供述していることが明らかになった。捜査担当者が記者団に語った。

 同担当者が容疑者らの供述内容として述べたところによると、メスフード容疑者は、実行犯が着用していた自爆用ジャケットの購入など、暗殺計画のために7000ドル(約75万7000円)余りを費やしたとされる。また同担当者によると、事件には多くの共犯者がいたとみられ、大半が現在も逃走中だという。

 パキスタン当局は事件の翌日、首謀者として、国際テロ組織アルカイダとのつながりを持メフスード容疑者を名指しした。米中央情報局(CIA)も、これを支持する立場を示している。

 一方、パキスタンで最近実施された2回の世論調査によると、国民の多くは、ムシャラフ政権が暗殺に関与したとの見方を示している。

(出展:CNN)

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